11.挑戦
1999年6月25日(金)
昨日の、大井競馬帝王賞でのメイセイオペラの圧倒的勝利を見て、興奮もさめやらぬまま、岩手競馬のホームページを探索。
ミヤシロブルボンは水沢競馬5日目のメイン早池峰賞に登録している。レースは古馬オープンの特別レース、距離1400mである。ミヤシロブルボンはここ2連勝だが、1800m、1600mと使われてきて、今度はさらに距離が短くなる。逃げて勝っているので、この距離も大丈夫だとは思うが、まずはメンバーを拝見。
(特)第25回早池峰賞/サラ系オープン/1400m/5日目/10R 12頭/5,000/1,500/850/650/500 バンチャンプ 56 平沢芳 5/09 シアンモア記念 2000 2着 ユーコーマイケル 56 村上実 6/20 姫神賞1200 2着
フジノマッケンオー 56
村上実 6/20 姫神賞1200 7着 コンゴウリキシオウ 56 村上昌 6/06 A 1800 1着 ロイヤルハーバー 56 遠藤陸 6/06 A 1800 3着 サカモトデュラブ 56 伊藤 5/23 かきつばた賞1600 9着 マウンドギャロップ 56 小竹 6/20 姫神賞1200 9着 リアルシェーバー 56 高橋眞 6/20 姫神賞1200 5着 パローニアクレスト 56 千葉四 6/21 A 1800 7着 ナカハマキング 56 桜田三 6/20 AB混合1600 1着 サカモトテイオー 56 伊藤 6/20 AB混合1600 10着 ミヤシロブルボン 56 千葉博 6/05 AB混合1600 1着 このリストは、たぶん賞金順でしょう。前走のAB混合戦に比べ相手は手強くなった印象。ただ、走破タイムや相手関係を考えると、まんざら勝てない相手とは思えない。上位2頭は強そうだけど...ここは、しっかり賞金を上積みして7/20のマーキュリーカップ(G3)を目指して欲しいものである。
1999年7月4日(日)(早池峰賞:水沢競馬場)
さて、早池峰賞当日。レースをテレドームで聴戦。
レーススタート。サカモトデュラブが逃げる。スタート直後、ミヤシロブルボンは5、6番手か。さあ、これから前に行くかと期待したが、アナウンサーはミヤシロブルボンの名前を一向に呼んでくれない。スタート直後の位置取りの時に名前を呼ばれただけ。そのまま、3コーナーで抜け出したバンチャンプがレコードで1着。ミヤシロブルボンは6着であったようだ。
やっぱり、距離が合わない。忙しい競馬はだめらしい。レース後、NARのホームページで、着順を確認する。そこで今日は馬体重+18kgということを初めて知った。これでは息が持たないでしょう。負けて意気消沈していたが、はっきりとした敗因が分かったのでなぜか安心。次回に好結果を期待しよう。
レース結果
着 馬 馬 名 騎 手 体重 増減 タイム/差 人気 1 6 バンチャンプ 畠山信 487 -7 1.26.0 2 2 2 コンゴウリキシオウ 村松学 497 +4 5 4 3 3 ユーコーマイケル 村上忍 453 -3 2 1 4 9 ナカハマキング 佐藤雅 500 +1 1・1/2 5 5 5 パローニアクレスト 草地保 459 +8 2 8 6 4 ミヤシロブルボン 菅原勲 483 +18 2 3 7 11 サカモトテイオー 三野宮 434 -1 2・1/2 11 8 1 サカモトデュラブ 阿部英 449 0 ハナ 6 9 8 リアルシェーバー 西康志 502 +14 1・1/2 9 10 7 マウンドギャロップ 関本浩 484 +5 3/4 10 11 10 フジノマッケンオー 小嶋久 517 -4 6 7 (ダート1400m、天候:晴れ、馬場:重)
1999年7月6日(火)
7/20マーキュリーカップ(G3)の登録メンバーが発表された。ミヤシロブルボンも登録されている。
もしかして、先週の早池峰賞は、調教のつもりだったのか?(^_^; なんて...
岩手
ミヤシロブルボン
キャニオンビューチ
グリーンヒルホープ
コンゴウリキシオウ
ダイワハンニバル
トウホクシャダイ
バンチャンプ地方他場
インターライセンス(上山)
イヴニングスキー(宇都宮)JRA
イワテニシキ
オースミジェット
キョウトシチー
タヤスアンティーム
ナナヨーウォリアー
ノーザンウェー
パリスナポレオン
マジックゲーム
ヤマニンリボルバーフルゲート12頭で、JRA5頭、他地区2頭(実質)であるから、岩手馬は5頭出走可能である。ミヤシロブルボンは、果たして出られるのかどうか。気を揉む毎日が続きそうだ。
1999年7月19日(月)
ミヤシロブルボンは岩手の出走馬5頭の中に入っているそうだ。まずは出走できそう。良かった、良かった。しかし、ヤネだけが心配。菅原勲騎手は3頭のお手馬があるのだ。人気騎手は辛いですね。
と、言っているうちに、マーキュリーカップの枠順が発表された。
馬 馬 名 性 齢 騎 手 斤量 厩 舎 前 走 1 イワテニシキ 牡 8 橋本広 56 (栗東)菅谷禎 阪神 7/04 灘S 高橋亮56 ダ18 9着 498 2 パリスナポレオン 牡 9 田中勝 57 (栗東)伊藤修 阪神 7/04 灘S 牧田和58 ダ18 11着 532 3 コンゴウリキシオウ 牡 7 村松学 56 (水沢)村上昌 水沢 7/04 早池峰賞 村松学56 ダ14 2着 497 4 グリーンヒルホープ 牡 7 小嶋久 56 (水沢)千葉次 水沢 7/05 A 小嶋久54 ダ18 1着 478 5 バンチャンプ 牡 7 佐藤雅 56 (盛岡)平沢芳 水沢 7/04 早池峰賞 畠山信56 ダ14 1着 487 6 イヴニングスキー 牡 5 内田利 56 (宇都)室井康 宇都 6/29 なでしこ特 内田利56.5 ダ20 1着 485 7 オースミジェット 牡 6 四位洋 57 (栗東)白井壽 大井 6/24 帝王賞 四位洋57 ダ20 3着 515 8 キョウトシチー 牡 9 安藤勝 56 (栗東)中尾謙 中京 6/13 東海S 安藤勝58 ダ17 1着 522 9 ダイワハンニバル 牡 7 菅原勲 56 (水沢)千博次 盛岡 6/21 A 菅原勲54 ダ18 1着 543 10 マジックゲーム 牡 7 藤田伸 56 (栗東)山内研 阪神 7/04 灘S 安藤勝56 ダ18 1着 492 11 インターライセンス 牡 7 千場俊 56 (上山)佐 英 上山 6/28 パール特 千場俊56 ダ17 1着 475 12 ミヤシロブルボン 牡 5 千葉優 56 (水沢)千葉博 水沢 7/04 早池峰賞 菅原勲56 ダ14 6着 483 う〜ん。ヤネが千葉優騎手。早速、エクリプスさんのホームページを覗くと、10年目の中堅。曰く、「ファイターと呼ぶに相応しい思い切ったレース振りが特徴」、だそうで。これは思い切ったレースをしてくれるのかな?お任せするしかないでしょう。
1999年7月20日(火)(マーキュリーカップ(G3):水沢競馬場)
マーキュリーカップ当日。午前中に用事を済ませて、DirecTVのダートグレードレースを観戦。佐賀記念とダブルで見られるのだ。おまけに佐賀の7Rには、マッケンスワローが出走。
まずは、佐賀7R。マッケンスワローは5着。ゴール前、伸びる脚が無い。つらい...
続いて、 佐賀記念。ケイウンベストは6着。一応、佐賀の大将の貫禄は見せたが、中央勢とは力の差が大きいことを見せつけられる。武豊騎手の好判断でスノーエンデバーが快勝。
いよいよ、マーキュリーカップである。まずは、パドック。?...2人引きである。厩務員も若い、2年前のあのおじさんと思っていたら、違っている。ミヤシロブルボンは、発汗して落ち着きが無いようだ。やっぱり、調子は良くないのか。馬体重は−9kgと前走の+18kg増を半分返した形。
パドック 返し馬(騎手:千葉優) レーススタート。ミヤシロブルボンの隣、11番枠のインターライセンスがスタート後よれるが、大過無し。各馬、一瞬先頭を伺うが、ミヤシロブルボンが気合をつけて先頭に立つ。内心、「あ〜あ、行っちゃった。大外だから、無理する事無いのに」、と思うが、行ってしまったものはしょうがない。逃げて粘るしかない。そのまま1周目、集団が正面スタンド前にきたところで、ハプニング。
果敢に先行 白メンコ、3兄弟が先行 オースミジェットが気合を着けて、ミヤシロブルボンに襲い掛かる。「あれー。無謀な!これで勝てなかったらボロクソだよ」と、内心思う。しかし、これでミヤシロブルボンは、ひるんで1コーナーからズルズル後退。3コーナーまでには、最後方まで下がってしまった。やっぱり、ミヤシロブルボンは怖がりなのか?逃げなければだめだよ。ここで、粘る脚がないのは、調子落ちカ?
レースは、オースミジェットが、バンチャンプの追い込みを、ハナ差おさえてレコード勝ち。四位騎手も賭けが当たって、胸をなで下ろした事であろう。ミヤシロブルボンは、ブービーの11着。でも、菅原勲騎手のダイワハンニバルには勝って、鼻をあかしてやったので良しとするか...
ゴール写真です(11着) レース結果
着 馬 馬 名 騎 手 体重 増減 タイム/差 人気 1 7 オースミジェット 四位洋 516 +1 2.06.7(R) 1 2 5 バンチャンプ 佐藤雅 490 +3 ハナ 6 3 8 キョウトシチー 安藤勝 512 -10 アタマ 2 4 10 マジックゲーム 藤田伸 494 +2 アタマ 3 5 1 イワテニシキ 橋本広 499 +1 9 7 6 4 グリーンヒルホープ 小嶋久 482 +4 1/2 11 7 3 コンゴウリキシオウ 村松学 500 +3 3/4 12 8 2 パリスナポレオン 田中勝 535 +3 7 8 9 6 イヴニングスキー 内田利 482 -3 1・1/2 5 10 11 インターライセンス 千場俊 464 -11 クビ 10 11 12 ミヤシロブルボン 千葉優 474 -9 1・1/2 9 12 9 ダイワハンニバル 菅原勲 543 0 5 4 (ダート2000m、天候:曇り、馬場:稍重)
レース後、新井さんとお話した。ミヤシロブルボンは前々走勝った時に菅原勲騎手が、「今日は、一杯一杯だった。叩いてやっと勝った感じ」だと話していたらしいとのこと。やはり、ピークを過ぎて調子落ちだったのでしょう。少し休んで、立て直しをするべきでしょうね。
捲土重来を願う!
注)DirecTVの映像をお借りしました。改めて、お礼申し上げます。