ミヤシロブルボン活躍の記録

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10.移籍

1999年4月15日(木)

新井さんからショッキングな知らせを受けた。水沢に移籍したとのこと。昨日、オーナーの宮崎四郎さんが亡くなられたとの知らせを受けて沈んでいた所、追い討ちをかけるようなこの報せである。オーナーの逝去と関係があるのか、ないのか良く分からないが、やはり最近の成績では致し方ない所かもしれない。最近、雨つづきでミヤシロブルボンが良馬場で走る所を見たいと思っていたのだが、それも叶わず悔しい限りである。まあ、盛岡には芝コースがあるので何時かまた、見る事ができるかもしれない。それにしても、応援する馬が身近からドンドン減っていくこのごろではある。

中央でのミヤシロブルボンは何かしらパドックでは落ち着きがないし、レースでもチグハグな戦いをしていた。3歳時の堂々とした(1回しか見ていないが)、レース振りを再び思い出して、岩手では活躍して欲しいものである。

厩舎は元の千葉博厩舎。厩務員さんも元の方であろうか(目次の人です)?また、帰ってきて嬉しいでしょう。1年半前に、千葉博調教師がおっしゃっていたように、岩手で活躍できる能力は持っているはず。千葉さんに力を引き出してもらって再び活躍し、中央のレースに凱旋してくれる事を望んでやまない。

がんばれ!ミヤシロブルボン!

1999年4月26日(月)

ミヤシロブルボン移籍の情報がスポーツ紙に掲載されたとの事。この章も本日公開。ミヤシロブルボンは移籍後、直ぐに使える状態なので、休養せずにレースに使うとの事、5月には朗報が聞けるかも。

 

1999年5月11日(火)

別に何の気なしにJBISの牧場別産駒情報をチェックした。たまたま、新井昭二牧場95年度産駒を見て目が飛び出した。なんと、ミヤシロブルボンには[現役]マークがついていないではないか。

え、え〜っ!(*_*;

どうしたんだ。胸騒ぎ。故障でもして、抹消されたのか?
早速、新井さんに連絡。新井さんにはそんな情報は入っていないとの事。これは単なる間違いですよね。不安+不安+不安+・・・・・。

 

1999年5月14日(金)

岩手競馬のオフィシャルサイト、<http://www.iwatekeiba.or.jp/>は4月からリニューアルされたとか。新井昭二牧場の産駒がミヤシロブルボンを入れて4頭いるため、毎週末はホームページチェックをしている。移籍馬情報に、ミヤシロブルボンが入っていた事は先週確認した。それによると次回、第1回盛岡競馬出走予定との事。JBISの[現役]マーク抹消事件もあり、半信半疑。

そして、今日、オフィシャルサイトの第1回盛岡競馬出走予定馬一覧に「ミヤシロブルボン」の名前を発見。いやあ、一時はどうなるかと思いました。いやあ杞憂に終わって良かった(^^
ミヤシロブルボン、4日目(5/22)盛岡の9RサラA級1800mに登録しています。正確にはA-2クラスとの事。ど、土曜日です(^^;

サラ系A/1800m/4日目/9R 12頭
/2,000/700/400/300/200
マルゼンシーズ 55 熊谷昇
ジョウテンウイン 54 大和静
クリールサンプラス

54

阿部時
ストロングファイブ 54 櫻田勝
エーブアゲイン 54 村上昌
パローニアクレスト 53 千葉四
スパニッシュホーク 54 村上昌
アイチシンガー 54 千田知
ダブルユアホリデー 54 櫻田三
カネアサジ 54 小西重
ミヤシロブルボン 54 千葉博
エーケーボーイ 54 新田


う〜ん。行きたいけど、行けない。テレドームで応援しよう。

1999年5月21日(金)

地方競馬全国協会のホームページKEIBA.go.jpには、翌日の出走馬情報が掲載される。これによると、ミヤシロブルボンは9Rに出走が決まったようである。いよいよ岩手復帰の緒戦である。メンバーを見ると、高齢馬がズラリ。正直な話、これで負けていては話にならない。明日はきっと勝ってくれると信じて、応援しよう。

必勝!!

 

1999年5月22日(土)(サラ系A:盛岡競馬場)

2つ上の姉、トナンメリーも今日の盛岡2Rに出走。前走惜しくも2着で、今回はどうかと期待したが、5着であった。

2レースが終わって、ミヤシロブルボンが出走する9Rまでは、しばらく時間がある。気が気ではないので電話の前に座ったまま。これなら実際に応援に行ってたほうが返って気が楽、落ち着くというもの。

今日の出走メンバー

馬 名 騎手 体重 増減
1 ストロングファイブ 9 54 関本浩 494 +8
2 スパニッシュホーク 7 54 小林俊 467 0
3 エーケーボーイ 7 54 阿部英 472 -2
4 カネアサジ 10 54 谷地勝 499 +4
5 アイチシンガー 6 54 伊藤康 484 -9
6 エーブアゲイン 9 54 沢田盛 479 -11
7 ミヤシロブルボン 5 54 菅原勲 467 -11
8 マルゼンシーズ 8 55 山本裕 503 +3
9 ジョウテンウイン 10 54 三野通 488 +2
10 ダブルユアホリデー 8 54 佐藤雅 485 +1
11 クリールサンプラス 7 54 西康志 493 +1

(ダ1800m 天候:晴れ 馬場:良)

ミヤシロブルボン馬体重-11kgで出てきた。467kgは中央出走時よりもあきらかに絞っている。もともとこれくらいの馬体重で勝っていたのである。千葉調教師がこれくらいが良いと判断した結果であろう。実物を見ていないので、気が気ではないのも事実。結果が全てを物語るのであろう。さて...

以下はテレドーム実況。
レーススタート。スタートはカネアサジ、ミヤシロブルボン、マルゼンシーズ、ジョウテンウインの順。さっと、ミヤシロブルボンがハナを奪って1コーナーへ。1コーナーでは、ミヤシロブルボン、マルゼンシーズ、ジョウテンウイン、1クリールサンプラスの順。

向こう正面で、エーブアゲインが前に出てきて2番手に上がる。しかし、ミヤシロブルボンは後続を引き離す一方。

最終コーナーでは断然ミヤシロブルボンがトップ。後方から伸びてきたスパニッシュホークが、エーブアゲインをかわして2番手に上がる。カネアサジはいっぱい。結局、ミヤシロブルボンがスパニッシュホークを4馬身離して楽勝。さらに3着エーブアゲインは6馬身離された。あざやかに復活!!

レース結果

馬 名 タイム/差
1 7 ミヤシロブルボン 1.54.4
2 2 スパニッシュホーク 4
3 6 エーブアゲイン 6
4 3 エーケーボーイ 1・1/2
5 10 ダブルユアホリデー クビ
6 1 ストロングファイブ クビ
7 4 カネアサジ 1/2
8 9 ジョウテンウイン 4
9 5 アイチシンガー 5
10 11 クリールサンプラス 2
11 8 マルゼンシーズ 大差

 

大楽勝でした!

 

1999年6月4日(金)

ミヤシロブルボン、土曜盛岡8R(ダ1600m)に出走が確定。今回はAB混合戦、前走よりメンバーは落ちるのかな。とはいえ、出走メンバーを見ると、シアンモア記念に出走した馬、B級、A級をポンポンと勝ち上がってきた上がり馬などがいる。油断は禁物である。しかし、ここで勝てなくては始まらない。目標はもっと上の方。

1999年6月5日(土)(サラ系AB混合:盛岡競馬場)

今日もテレドームで応援。

今日の出走メンバー

馬 名 騎手 体重 増減
1 ミヤシロブルボン 5 56 菅原勲 465 -2
2 グリーンヒルホープ 7 56 小嶋久 476 -5
3 エーブアゲイン 9 56 沢田盛 477 -2
4 エーケーボーイ 7 56 西康志 467 -5
5 トーヨージェイド 6 56 村松学 488 +5
6 ストロングファイブ 9 56 関本浩 488 -6
7 オギハヤテ 9 54 佐藤雅 478 -2
8 カネアサジ 10 56 谷地勝 498 -1
9 スパニッシュホーク 7 56 小林俊 462 -5

(ダ1600m 天候:晴れ 馬場:良)

ミヤシロブルボン馬体重-2kg。これくらいが丁度よいところかな。

以下はテレドーム実況。
レーススタート。さっと、ミヤシロブルボンがハナを奪う。続いてトーヨージェイド、ストロングファイブ、カネアサジなど。そのまま1コーナーへ。ミヤシロブルボンは余裕で先行。

向こう正面でミヤシロブルボンオギハヤテ、スパニッシュホーク、ストロングファイブ、カネアサジあたりの順で3コーナーになだれ込む。ここでストロングファイブ、スパニッシュホークが上がってくるがミヤシロブルボンに追いつくまではいかない。

最終コーナーを過ぎ直線を向いて、依然、ミヤシロブルボンがトップ。ここからミヤシロブルボン、グリーンヒルホープ、エーブアゲインの順でゴールへまっしぐら。ゴール前、スパニッシュホークがエーブアゲインをかわして3着。ミヤシロブルボンはグリーンヒルホープを2馬身離して今回も楽勝!

レース結果

馬 名 タイム/差
1 1 ミヤシロブルボン 1.40.0
2 2 グリーンヒルホープ 2
3 9 スパニッシュホーク 2
4 3 エーブアゲイン 1・1/2
5 6 ストロングファイブ 2
6 8 カネアサジ 3/4
7 7 オギハヤテ アタマ
8 4 エーケーボーイ アタマ
9 5 トーヨージェイド アタマ

今回も、マイペースで逃げて楽勝だった様子。満足、満足。

閑話休題。ミヤシロブルボンの勝ちタイムは1:40.0であった。この後、実施された9Rのジューンカップ(C級)の勝ちタイムが、実は1:39.4。C級の方がAB混合より、タイムが良いのである。複雑な心境である。実は勝ち馬ランニングメイトは当歳から2歳まで、新井昭二牧場で育った馬なのである。どちらも活躍して欲しい。ミヤシロブルボンは、今回はマイペースの逃げで勝てたが、もっとタイムを詰めるレースをしていく事が、今後の課題であろう。

毎度、言う一言。

目標はもっと上!!

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