9.雌伏
今度はどうかな...
1999年3月21日(日)
今週のブラッドストーンSに登録はしたものの、出走投票はしなかったミヤシロブルボン。山田調教師は予想通り、次週の船橋Sに登録してきた。芝1600mでミヤシロブルボンにはちょうど良い距離であろう。先行して粘れず、後ろに行っては出れずと、ちぐはぐなレースが続いている。今度こそは目のさめるような勝ちを期待したいところ。前走後の大塚騎手のコメントから、ブリンカあるいはシャドーロールを着けてくるであろう。
1999年3月25日(木)
今日のJRA出走表、土曜の船橋Sにミヤシロブルボンの名前を発見。ブリンカ着用となっている。
先週の1週前追い切りは美浦Cコースの1番時計であった。強めの追い切りで、5ハロン64秒台、上がりの1ハロン12秒前半で、僚馬に0.2秒先着と出色であった。しかし、今週の調教は5ハロン61秒台と、私にはやり過ぎと感じられた。おまけに、僚馬に0.2秒遅れといただけない調教だ。ミヤシロブルボンは調教駈けするらしいので、押さえ切れないのだろうか。素人考えだが、もっと上がり重点の追い切りで馬に走りたいという気を起こさせる調教が良いのではないだろうか。
1999年3月27日(土)(船橋ステークス:中山競馬場)
昨日から雨が降り始め、馬場は重くなっている。朝には雨も上がったが、空は暗いまま。午後から中山競馬場に向かったが、途中で雨が降り出した。去年の雨の新潟が思い出される。雨よ激しくならないでくれと祈るばかりであった。
今日の出走メンバー
馬 馬 名 性 年 斤 騎手 体重 増減 1 インターライセンス 牡 7 56 的場 472 -6 2 エスパシオ 牡 5 56 後藤 464 -6 3 プリンセスカーラ 牝 5 54 田中勝 422 +2 4 ラカン 牡 5 56 田面木 取消 5 クロシェットノエル 牝 6 55 中館 448 -2 6 ミヤギロドリゴ 牡 6 57 大西 534 +4 7 タイキジュリエット 牝 5 54 柴田善 476 -2 8 ミヤシロブルボン 牡 5 56 大塚 478 -4 9 スルーオグリーン 牡 6 57 岡部 520 -6 10 ゴールドジャパン 牡 8 56 沢 466 -4 11 レッドマルス 牡 7 56 菊沢徳 492 -10 12 アメリカンボス 牡 5 56 江田照 472 -6 13 アサクサコンドル 牡 7 56 柴田未 498 +2 14 エーピーグリード 牡 5 56 蛯名 500 +4 15 アンビシャス 牡 7 56 横山賀 490 -4 16 サンダルウッド 牝 5 54 橋本広 454 -12 (芝1600m 天候:雨 馬場:重)
パドックでは、今回、それほど厩務員さんに甘える様子はない。前回、首を下げてたり、時折、引き手にじゃれ付く仕種が目に付いたが、今回はそれほどでもない。ブリンカーの効果があるのかしら?しかし、雨は止まない。ミヤシロブルボンにとっては最悪の事態に向かいつつある。
パドックでは気配がいいと思ったが、本馬場に入場してから、悪い意味で本来のミヤシロブルボンが出てきてしまった。首を上げ下げして騎手を翻弄している。輪乗りでも、しきりに首をぐっと下げて、大塚騎手を下に引っ張っている。いやな予感...
ブリンカーをつけました 本馬場入場
レースは1インターライセンスが先行して、これを2エモシオンが追いかける形。ミヤシロブルボンは、800mまでは3番手を追走。しかし、3コーナー出口で、後退しはじめる。それからはもう、ズルズル後退するだけ。いいところなしで13着であった。やはり、ミヤシロブルボンは雨が嫌いに違いない。
返し馬 ゴール!で、でも... レース結果
着 馬 馬 名 タイム/差 1 1 インターライセンス 1.37.1 2 7 タイキジュリエット クビ 3 11 レッドマルス クビ 4 9 スルーオグリーン クビ 5 12 アメリカンボス 1/2 6 5 クロシェットノエル 3/4 7 3 プリンセスカーラ 1/2 8 13 アサクサコンドル クビ 9 2 エスパシオ クビ 10 15 アンビシャス 3/4 11 10 ゴールドジャパン クビ 12 6 ミヤギロドリゴ 3・1/2 13 16 サンダルウッド クビ 14 14 エーピーグリード クビ 15 8 ミヤシロブルボン 1・1/2 レース後の大塚騎手のコメント。「もう3コーナーあたりから馬が止めちゃって...今日みたいな馬場はダメみたいだね(競馬ブックより)」。
芝の重馬場は初体験のミヤシロブルボン、馬場に嫌気がさしたのでしょう。というよりやはり、雨が原因だと思います。ミヤシロブルボンは決して(俗に言う)切れた馬ではないので、自分がいやだと思ったら、自分で競馬を止めちゃったのでしょう。
1999年4月1日(木)
今日のJRA出走表、土曜の韓国馬事会杯にミヤシロブルボンの名前を発見。連闘である。出走馬16頭、除外12頭の狭き門をくぐったわけである。今回はブリンカーはしないとのこと。そうでしょう、馬が前に来たくらいで恐れるミヤシロブルボンではないですよ。3歳時のあの勢いを、早く取り戻して欲しいのだが。
この最近、週末は雨続きである。今日までは良い天気だったのだが、週末はまたもや天気は下り坂という予想。何とか雨が降らずに競馬を迎えられれば、と祈るばかりである。
よし!今日はてるてる坊主を作ろう!
1999年4月2日(金)
なんと、JRA厩務員組合のストで明日、土曜の競馬が中止になりました。19年?ぶりとのことで、ミヤシロブルボンにとってはなんとも歯がゆいことになってしまったのでした。
1999年4月4日(日)
当然の事ながら、11日(日)の千葉ステークス(芝1800m)にミヤシロブルボンは登録。このところ、毎週末は雨模様でうっとおしいが、ここらで、パッと明るい話題が欲しいところ。
1999年4月8日(木)
JRA発表の今週末の出馬情報を勇んで見たが、千葉ステークスの出走馬にミヤシロブルボンの名前はない。15頭立てで11頭が除外になった模様。...残念...今開催に適鞍が無いため、次は東京開催でしょう。4/24の晩春ステークス(芝1600m)、5/9の薫風ステークス(芝1400m)あたりか。
1999年4月14日(水)
ミヤシロブルボンのオーナー、宮崎四郎さんが今日亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。
ミヤシロブルボンよ、天国のオーナーに復活した姿を見せてやれ!合掌(_ _)